FC2ブログ

洋食器の金継ぎ品 

 




先日、作業途中の錆漆パテ姿を
ブログに載せた2枚の修繕終了。

タミセ 201706

フランスの1800年代前半の、八角形のお皿。


さらに古い1600年代のオランダのお皿。

オランダ茶色201706


修繕のご依頼をいただいている
恵比寿のアンティークショップさんが、
ヨーロッパのアンティークを専門としているので、
洋食器に金継ぎすることが増えて、
だいぶコツがわかってきました。


古いと生地が弱いことがあり、
傷みには、かなり気をつけないとなのですよね。


八角は初めて消粉でしてみました。
昔購入した消粉、なんか明るい色。
銀が入ってるのかな、。


茶色の方は、
微細な丸粉の今気に入っている
「都の光」で軽く固めと磨き。


タミゼ フランス白六角オランダ茶色

やっぱり歴史あるお皿は、風格が違うなあ。
大事にされて、(あるいは大事にされなくても)生き延びてきた歴史。


今、こんな東の国の
東京の西の小さな部屋のテーブルの上で、
漆にまみれいじりまわされ、
金を纏うことになるとは、
夢にも思わなかったろうに。笑


土を掘った人、水と練って焼いて創った人、
それを買って使った人、取っておいた人、
それを売った人、
買って日本に持って帰った人←これYさん


そして直す人。←これわたし。


それをまた、誰かが買ってくれて、
その人の家のテーブルの上に乗るのです。


なんて壮大な大河ドラマなんでしょ。
その過程を隠しカメラで見たいくらいだ!


でもひとり、
器をていねいにいじっていると、
それらたくさんの人の
気持ちや声が、
流れ込んでくるような気がするのです。


その時間が楽し。


Yさん、素敵な器のご依頼を
いつもありがとうございます!







category: 金継ぎ品

thread: 洋食器 - janre: 趣味・実用

tb: 0   cm: 0

△top

金継ぎレッスンご希望の方へお願い~古来からの方法です~ 

 


気持ちが良い季節ですね!

金継ぎが
市民権を得てきたようで、
「金継ぎをしてみたい」という、
お問い合わせいただくことが、
最近、とても多くなりました。

ありがとうございます!!

興味を持っていただき、
お問い合せをいただくのは、
とても嬉しいのですが、

こちらの工房三知花は、
カルチャーセンタークラス共に、

温度湿気で硬化する
本物の天然の漆と、

木や土という自然素材を使った
金継ぎをレッスンしています。



そのため、
1回か2回、という短期間では、
器の修繕が完成するには至りません。


(壊れ方の状態にもよりますが、
最低5回程度は必要となります)

tamiser 角とオランダ茶

これは、砥粉と漆を練ったものを詰めて
硬化させてはお掃除している修繕中の写真。


化学塗料(新うるし)、
エポキシ樹脂などの化学接着剤やパテでの
修繕を否定しているわけではないのですが、
(状況により、選択すればよいかと思います)


お問い合せをいただき
ご案内をお送りすると、
「1日か2日で、できると思ったので」と
返信される方が続きましたので、
もう一度、
ここに記させていただきました。


樹液である漆を始め、
自然素材を使った直しは、
五感にとてもやさしく、
無心で作業していると
スーッと気持ちが落ち着きます。
まさに、アートセラピーでもあります。


私も、修繕のご依頼品について
希望があれば、
金銀でなく、
色漆で仕上げることもありますし、
食器でないものや
ご予算によっては、
エポキシパテを下地に使うこともあります。

でもレッスンしているのは、
カブレるかもしれない(笑)、
自然素材での古来法金継ぎです。


自然素材を使う金継ぎは、
本格的な室のないところでは難しく、
季節やお天気、
漆のご機嫌取りもあり、
なかなかメンドクサイものですが
それだから楽しい、、、というところを
感じていただきたいと思っています。


器用な方でしたら、
10回くらい通って器7~8個も直せば、
カンを掴んで、自宅でも直しができるようになります。
お友だちのを直される方も多いですし、
希望の方には
材料の購入のアドバイス、
卒業された方へは、
メールフォローもしています。



以上、
ご理解いただきました上で、
手仕事のお好きな方、お待ちしています!

どうぞよろしくお願い申し上げます。










category: レッスン案内

tb: 0   cm: 0

△top